小楢のどんぐり 「ふらっとアフリカ」藤原章生著

小楢 どんぐり
小楢 どんぐり

 

何の木だろう?

そう思って数年見続けていたら 小楢(コナラ)だった。

細い幹も枝も成長して 艶々と光るドングリまでつけて。

濃い緑の実に ベージュのベレー帽を被ったドングリ。

いつの間にか秋が来た。

 

ベニバナボロギク

今が盛りと 白い綿毛が空を舞っている。

それはまるで 強い風に吹かれる雪の様に美しい。

 

藤原章生の本「ふらっとアフリカ」

著者は毎日新聞の記者として

南アフリカ メキシコ イタリアに

海外特派員として駐在し 72カ国を取材した。

60歳の定年退職の数日前に新コロナに罹り

回復後に「あとはやりたいことだけをやろう」と決めた。

それが アフリカを再び訪ねる事だった。

毎日新聞「25年後のアフリカ」の

(2024年〜2025年)連載を本にした。

 

2023年11月 スペインからジブラルタル海峡を渡り

ローカルバス バイクタクシーを乗り継ぎ

西アフリカを南下。

現地の知り合った人の家に居候をしながら 旅を続ける。

南アフリカでじっくりとズールー語を学んだ。

2025年帰国(7ヶ月間の一時帰国を含む)

 

小さなバックパック一つを背負い 

古いデジカメ 古いスマホと共の旅。

世界は広く 複雑で 私は知らない事ばかり。

一気に読んでしまった。

図書館に延長を頼み 再読している。

 

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