
白い花びらの様なキノコが
盛りを過ぎて枯れたので 私に抜かれてしまった花の後に
顔を出していた。
川が茶色の濁流になるほど 雨が降った後は
顔馴染みの 小さな薄茶色の
スーパーで売っているしめじの様なのと
探さなくても 私の目に飛び込んでくる。
夫は90歳で亡くなられた Tさんの自転車をもらった。
京都の岡崎から五条まで 毎日通勤で乗っていた自転車は
よく手入れされていた 12段の変速機付きだった。
現役でまだまだ乗れる。
京都に住んでいた時は 2台の自転車に乗っていた。
モスグリーンと茶色の
イギリスのラーレー(RALEIGH)というメーカーのもの。
買い物や 図書館や 最寄りの駅やらと
実によく乗った。
懐かしい。
淡いピンクのオダマキの花が終わり
薄茶色に枯れて 花の莢にタネが見えた。
数本手折り コバルト色の花器に挿す。
第二の生を生き始めたオダマキ。