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夜7時過ぎの コミュニティバスが終わると
後はたまに静かに走り去る車があるだけ。
数日前から 暗くなると
「小屋」の前の道を 奥に向かって車が次々と行く。
「天気はいいし こりゃあ雲海が見られるぞ」
と 写真を撮る人は 寒さも暗さも睡魔も気にならない。
朝 太陽が昇ると霧は一気に晴れる。
そして 沢山の車が奥から帰って来る。
恒例の秋の行事になった。
夕方の暗くなる前に 夫と食料の買い出しに
琵琶湖岸のスーパーまで出かけた。
今日から連休で 村のキャンプ場はどこも満員で
いつもながらの難民キャンプ場の様相を呈していた。
帰りに見た 明るいLEDランプや
オレンジのランプの色が美しい。
テントや車一つ一つに 家庭や友達があり
朝 太陽が昇る前に それらのテントを
霧が包んでいるのを思う。
寝息が聞こえそうで
誰かが淹れたコーヒーの香り漂っていそうで。
なんて平和なんだろう。