ヘンプアグリモニーの花 「メインの森」

ヘンプアグリモニー
ヘンプアグリモニー

 

ずっと藤袴(フジバカマ)だと思っていた花は 

ヘンプアグリモニーだった。

調べてみた。

ヨーロッパ アジア 北アフリカに分布

藤袴(フジバカマ)に似ていて 全草に芳香

ポプリ ハーブティーに利用。

キク科ヒヨドリバナ多年草

英名はHemp agrimony, St.John's herb, Holy rope

 

休耕田の雨水の残った原っぱに 

色々な野の花と一緒に 群生している。

用心深い私は この花を摘んで

ハーブティーにして飲んだりはしない。

 

ヘンリー・D・ソローの「メインの森」を再読し終えた。

再読して この本の面白さを深く感じた。

19世紀半ば ソローは 

ネイティブアメリカンのガイドと 友達と一緒に 

メイン州の森の奥深く旅をする。

ガイドの道案内はともかく 自然の知識の多さに

ソローは大いに助けられる。

野営をする場所が決まれば 立ち木の枝を切り

それを厚く重ねベッドにし

木の枝の葉っぱを紐で束ね 

熱い湯に放り込み その葉のお茶を飲む。

 

ヘンプアグリモニーのハーブティーから

ソローが野営しながら飲んだお茶を思い出したわけだ。

 

一つの事から 次の事へと想像は飛んでいくが

それが 食べ物である事が多いのに 

自分でも気がついている。

 

ジャック・ケルアック著「路上にて」

旅の途中 ケルアックはダイナーで

チェリーパイを食べる。

ストーリーは殆ど覚えていないのに

そのチェリーパイだけは カラーの映像で

私の頭にいつも浮かぶ。