NHK eテレ 「100分 de 名著」林芙美子/放浪記 

 

NHK eテレの番組「100分 de 名著」

タレントの伊集院光と NHKアナウンサーが

司会をしている。

誰もが一度は読みたいと思いながら

中々手に取る事が出来ない 

古今東西の名著を解説する番組。

今まで 何回か偶然観てはいたが

昨日の林芙美子/放浪記」は面白かった。

 

『芙美子は「放浪記」の印税を受け取ると 

あらゆる束縛から抜け出す如く世界へと旅立つ。

とりわけパリの街で得た全き自由は彼女をとりこに。

旅が彼女を生き返らせたのだ

フランス料理には目もくれず自ら白米を炊き

下駄で歩き回る芙美子のパリ生活は痛快だ。

しがらみから離れた「旅」が彼女に

生きる力を取り戻させる。

おいしいものへのあくなき渇望は 

彼女の文学を豊かに彩る』

(番組の解説より)

 

10代の頃 日本文学全集 世界文学全集の中から

私は何冊かを読んだ。

日本文学全集の中から 数冊選んで読んだのが

林芙美子だった。

文学全集は10代に読んでも勿論いいと思う。

しかし 本の内容 テーマを本当に理解できるのは

ずっと後の 大人になってからだ。

少なくとも 私はそうだった。

 

「100分 de 名著」を観て

私は林芙美子をもう一度読みたくなった。

まずは随筆「下駄で歩いたパリ」の 

芙美子の痛快なパリ滞在記を読もう。

そして たまらなく面白ければ

ここでその感想を書いてみよう。