熱い蕎麦を食べたい

6月7日 朽木 
6月7日 朽木 

 

雨が降ると 体の芯まで冷え冷えとする。

服はもう初夏の軽さで 半袖と長袖のTシャツの重ね着。

そんな格好に 茶色のウインドブレーカー。

全部ユニクロの 実に地味な自己表現だ。

この装束で「下」まで買い物に出かけた。

 

霧雨の中の田舎の景色は

田植えの住んだ田んぼ 刈り取りの終わった小麦畑

そこに群がる 黒いカラスと白い鷺。

そして 心まで染まりそうな程の木々の緑。

しっとりとした風景はアジアだなと思う。

 

スーパーで 蕎麦玉を見て

熱い蕎麦を食べたいなと思い

それには かき揚げと葱が欲しい。

 

沢山の食料品を買い 山に帰る。

 

そばに熱々の出汁 かき揚げとたっぷりの刻み葱。

卵焼き 小松菜と油揚げを炊いたもの 

数日前に炊いた蕗の佃煮風と共に 晩御飯とした。

まだ夜には薪ストーブに薪をくべており

ほの暖かい小屋の中で食べた蕎麦は 

満足のおいしさだった。