川にかかる橋の下を
子供の燕が何羽も 行ったり来たり。
その飛ぶ様は 美しく 速く 軽やかで見飽きない。
そして ピーピーと鳴く声が 明るい空に吸い込まれる。
母国の東南アジアへの渡りのトレーニング。
ミツバチ クマンバチ マルハナバチ
小屋の周りに咲いている花に訪ねてくる。
マルハナバチのお尻に
花粉を丸くつけているのが可愛い。
穏やかな春の日
こんな日が続くと 自然の優しさを感じるが
強い風と雨が何日も続くと 気分が滅入る。
優しい自然 人間を叩きつける自然
交互にやって来て 季節が変わって行く。
そして 燕が帰国の長い旅へと
旅立つ日がやってくるのだ。