13日 5月 2023 今季最後の八朔 小さな八朔 沢山の小さな八朔が 大きな箱で和歌山から届く。 皮は少しくたびれ気味。 果肉はとても甘い。 今季最後の名残の八朔。 大きな竹籠に盛り テーブルの上に置く。 黄色が 薄暗い昼間の小屋の中で輝く。 平たい器に 袋から出したオレンジ色の実を並べると 果汁が器の底に流れ 八朔が生き物の様だと思う。 一つ二つ 口の中に放り込み 外に出ると 明るい日差しが 私を射る。 しばらくの間 籠の中にいつも八朔があり それが机の上で 灯火のように明るい。 tagPlaceholderカテゴリ: