映画「眩暈 VERTIGO」

新風館のUPLINK京都 「眩暈 VERTIGO」
新風館のUPLINK京都 「眩暈 VERTIGO」

 

10日 ドキュメンタリー映画

「眩暈(めまい) VERTIGO」を観た。

キネマ旬報の記事で紹介されていた 

夫曰く「いかにも私の好きそうな映画」。

 

詩人吉増剛造が 同士とも呼べる

米国前衛映画の先駆者、詩人のジョナス・メカスの幻影と共に 

マンハッタン ブルックリン コニーアイランド

再訪する。

2時間のストーリーを短く言えばこれだけだが・・・

 

詩人は 地下鉄に乗っている時も メカスのスタジオでも 

街を歩く時も 禅僧が瞑想するかのようなふぜいで

詩を書き 語る。

そして メカスのスタジオで書いた詩の最後

「眩暈(めまい)! メカス!」と力強く「吠える。」

禅僧が「カーツッ!」と吠えるように。

 

もう一度観ないと分からないなと思ったが

今 私は自分でも意外なほど

この映画の内容を咀嚼しているなと思う。

 

映画の終わった後 

トークイベントで来ておられた吉増剛造さんと

ロビーで数分話す事が出来た。

とてもよく話を聞いてくれる人だと思った。

 

コロナで人混みも映画館も行かない数年間。

久しぶりに観た映画が「眩暈 VERTIGO」であったのは

私にとって幸せな事だった。

 

 

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2023.3.6 吉増剛造の3冊の詩集 ←クリック