鳥の修行とコブシの花

電信柱の上にトンビ
電信柱の上にトンビ

 

3日ほど前 

雲一つない青空の日。

 

トンビの 多分 親子が

綺麗な声で鳴きながら

川や山の上を旋回していた。

どうみても 親が何かを教えている。

子供トンビは 

すぐに 電信柱のてっぺんに止まりたがる。

 

くるりくるりと旋回し

ピーヒョロと鳴き続けた親と子。

 

今日 今年初めて鶯の声を聞いた。

まだ 葉の出ないウツギの

曲がった枝に 修行中の鶯。

そっと聞き耳を立てるのも 気の毒な程だ。

すると 少し離れた木の間から

お手本のような「ホーホケキョ」

ここにも 親が子に特訓中。

 

見上げる山の広葉樹の林の中に

コブシの花が咲いている。

遠くて 花の形は見えないが

あの白い塊はコブシだ。

すぐに コブシの間に山桜が咲くだろう。

その山の様を見て 私は毎年

「原田泰治の絵のようだ」と思う。

 

今日も風の強い 薄い氷の張った寒い日だった。

夕方 5時くらい。

深い雪で痛めつけられた植木や その周りに 

猫車で何回も土を運んで整えた。

折れた柵も 少しずつ直していこう。