今日も輝く星

 

今冬初めて ドアを開け

網戸にして 外の光を眺める。

 

冷気がすっと小屋の中に入り込み

澱んだ空気が 掻き回されるのを感じる。

 

そして

空は雲一つない青空。

なんの鳥だろう 綺麗な鳴き声が響く。

 

「二坪小屋」のドアを開けると

川側の窓ガラスが割れて

土間に大小の多くのガラスの破片

砕けた花瓶が 雪の溶けた水の上に

散乱していた。

 

屋根に30センチほどに積もった雪が

固まって落ちた。

それが ガラス窓にどんと当たり 

衝撃で割れたのだ。

私の推測は間違いではないはず。

次の冬には 窓の外に

取り外しの出来る木の格子を付けよう。

 

除雪が終わり 薄暗くなった南東の空に

今日も明るく輝く星。

おおいぬ座シリウスかも知れない。