絵本 KATY AND THE BIG SNOW

KATYは大きくて強いキャタピラー付きのトラクターだ。

ゲオポリスという街の ハイウェイ署に属している。

 

夏には、ブルドーザーをつけ泥を押し、道を作ったり直したりする。

冬には、除雪機をつけ道路から雪を除く。

かつて、KATYは池に落ちた蒸気ローラーを池から引き出した事もある。

 

そして、ハイウェイ署はKATYをとても誇らしく、大好きなのだ。

なぜならKATYに出来ない事はなかったから。

出動!

 

では KATYはどんな事が出来るのか?

猛吹雪の時

雪を道路から2階の窓辺りまで押し上げたり

警察署が街を警備出来ない時

手紙が届けられない時

電話線が切れた時

水道管が壊れた時等々。

 

ハイウェイ署は益々KATYの事が好きになる。

 

任務終了!

 

KATY

55馬力 ディーゼルエンジン 前進5速 後進2速

同じ場所でクルクル回ることができる 

街用と田舎用のキャタピラーを持っている 

油圧式で ブルドーザーにも Vタイプの除雪車にもなる。

 

この絵本『KATY』(1942年作)は「ちいさいおうち(The little house)」の作者

Virginia Lee Burtonの作だ。

 

KATYは仕事が好きで 誰かが困っていれば すぐに駆けつける。

喜んでもらうのが嬉しい。

1940年代に書かれたバートンの絵本は 暖かく 懐かしく 優しい。

 

私が この本の書かれた1940年代のアメリカと

日本の違いを思うのは言うまでもない。

 

そして 50年近く前に夫が買った

KATY AND THE BIG SNOW

今もうちの本棚にちゃんと収まっている。

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