日常の始まり

2022.1.4
2022.1.4

 

こんがり焼けたパンに

バターを塗る。

バターの溶ける香り

熱いミルク紅茶の湯

それは私にとって 平和な日常の証しだ。

 

水を含んだ 大きなボタン雪の

北から南に降るのが

湯気で煙った 窓ガラスの向こうに見える

 

お正月は

久しぶりの大雪の除雪で日が暮れた。

置き去りの本を読み DVDを観 

ゆっくりするはずの三が日は

ずっと雪を谷へ捨て続けた。

 

さて

今日からは平常の暮らしの始まり。

日暮れが少しずつ遅くなり

春は間近に来ているのを感じる。

そんな事が嬉しい。