眩い夏の終わり

 

朝 小屋の扉を開ける。

 

眩い夏の終わりの 緑と光が目に飛び込む。

乾いた空気と冷気が心地よい。

 

夜露に濡れた 草は生き生きと。

咲き始めた ゲンノショウコ

ピンクと白の花は いつも通りのかわいさだ。

 

小屋の前を走り去る 数台の車は

毎日 決まった時間に

それぞれの音を立てて通る。

 

気持ちのいい空気を吸いに

私も ちょっとそこまでと

歩き始めるのもいつもの事だ。