雨上がりの夕方 ヒメジョオン

ヒメジョオン(姫女苑)
ヒメジョオン(姫女苑)

 

雨に打たれた ハルジオン。

その花びらを見て 

雨に濡れた子猫みたいだと思った。

 

ピンピンになった子猫の毛。

小さな顔に 大きな目。

 

ヒメジョオン

あんたは 雨に濡れた子猫のようだ。

 

あるいは

木綿のシャツを着た 男の子 女の子。

そんな事を思いながら 

雨上がりの夕方 ヒメジョオンを見ている。

 

道の側 原っぱ 小屋のまわり

どこにでも すらりと立っている。