![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s979b638e9451d968/image/if741bb22e23ccc36/version/1622159250/image.jpg)
藤原新也の本を 次々へと読んでいた時期があった。
藤原新也の入門編とも言うべき
「印度放浪」「西藏放浪」から
ユーラシア大陸を縦断した「全東洋街道」
そして アメリカの旅
アイルランドの旅。
旅の本だけでも 随分と読んだ。
20代の若者が カメラを一つ持ち
好奇心に押されるように撮った町や村。
達者な文章力と 荒いがエネルギーが
伝わってくる写真。
しかし
写真家として 仕事をこなすような40代の旅。
撮られた写真と文章に 魅力を感じなくなり始めた。
![写真集「風のフリュート」より](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s979b638e9451d968/image/if5a0122343d94625/version/1622159358/image.jpg)
数ヶ月前に本の整理をした。
リサイクルに出すより 誰かに読んでもらえたらと
メルカリにまず3冊出品した。
それが「ディングルの入江」「風のフリュート」だ。
すっかり忘れていた頃に
メルカリから売れたとの知らせが来た。
引っ越しで傷ついた表紙の本を
文句も言わずに買って下さったのか。
それとも
思っていたより傷んでいたと
クレームがつくのか?
どんな事でも 初めての経験には
心配がつきまとう。