山の村の目覚め

 

凍った苔も 枯れた葉も

淡い緑色の木苺の葉も

夜に降った粉雪を被り

水溜りには氷が張った。

 

キーンとした空気が 小屋を包み込み

昼間は賑やかな 鳥の声も聴こえない。

 

谷筋の山の村は 

太陽が山の向こうから

顔を出すのを 静かに声を潜めて待つ。

 

陽の光の輝きが 景色一面に降り注ぐ時

草も木も 鳥達も

手を広げ 背伸びをし やっと目覚めるのだ。

「おはよう」