快適な冬の為の勤労(2)

軽トラで片道40分余りの道を5往復。

かなりの距離だ。

そうやって 運んだ雑木の枝達。

 

道沿いに積まれた枝、枝、枝。

 

林業の村の住人達は興味津々だ。

どこの木か?がまず気になり

そして

樹皮を見て 何の木かを言う。

 

樫の枝を見て 

「これは最上級の炭になる」とか

「今の季節が 木を切るには最適だ」とか

経験から積み重ねてきた知識を話す。

欅

 

欅 樫 榊 桜。

太い枝は細工用に残し

細いのは来年の薪に。

 

樫

 

薪に切った枝。

まず 小屋の壁に積む。

道路から見えるその様が

秋のとてもいい風情だ。

 

榊

 

側を通ると 木の発する香り。

香りが消え 軽くなり 風雨や雪に晒され

一年後のいい薪になる。

豊かで嬉しい気分だ。