オラムが作った揚げパン

 

外出から帰ってくると

テーブルの上に載っていた6個の揚げ物。

チキンの唐揚げ?と思いきや

オラムが料理したヨルダンのパンだった。

 

チャックの畑のボランティアとして

滞在中のイスラエル人のオラム。

好戦的な国に嫌気が差し

今はインドに住んでいるのだそうだ。

 

様々な国のボランティアのおかげで

私は色々な国の料理の本物の少しを

かじる事が出来る。

 

オラムの作った揚げパンは

中に野菜や肉を挟んで食べる。

赤いチリのペーストつけたり

ニンニク風味のトマトソースをかけて。

 

それを試す事もなく

仕事帰りに立ち寄った「弟君」と

夫と私のお腹に入ってしまった。

夫は杏ジャムをたっぷりと

「弟君」はチリペーストとトマトソースで

私はそのままで。

 

数日前は

豆腐とかぼちゃの種を刻んだものを

春巻きの皮で巻いて揚げた物。

 

ひよこ豆のペーストのフムス。

紅色のビーツの酢漬け。

次々と現れるオラムの作った料理。

 

シェフ オラムが作る料理を毎日食べ

マルティニック島出身の

メリッサは幸運だと喜ぶ。

 

美味しく 心のこもった料理を食べる。

これこそが平和の証ではないか?