ずしりと重いブドウの房

 

岡山の知人から届いた 新鮮なぶどう。

ピオーネとベリーA。

 

大きな箱にそれぞれ10房。

茎は緑 実はしっかりと固い。

 

流水でよく洗い

ガラスの皿に載せた。

 

去年7月

川の決壊で 倉敷真備町

泥に埋もれたのを

忘れた人はいないだろう。

 

知人のぶどう園がある

川の上流も決壊し

ブドウ棚のてっぺんまで

泥に埋まった。

収穫前のぶどうは泥の中で

全てを廃棄した。

 

自分の背より

高く積もった泥を除き

ぶどうの木を手入れし

立派な実が付いた今年。

 

今年も届いた

80代のご夫婦の

ずしりと重いブドウの房。

 

いつにも増して

ありがたく感じる。