「餃子食べる?」

 

「餃子食べる?」

と知人から電話がかかって来た。

貰いに行くと

「じゃあ 1900円」と請求された。

 

「遅いから泊まって行きなさいよ」

と 知人に親切に言われたので泊めてもらった。

朝 礼を言って去ろうとすると

「じゃあ 3500円」と請求された。

 

「ご飯を一緒に食べましょう」

と 知人に招待されたので喜んで出かけた。

総勢6人程が帰ろうと準備していると

「じゃあ 一人3000円」と請求された。

 

等々 次から次へと友達から披露される

「ほんまかいな?」と思う話。

 

私も知っているその知人の

驚きのエピソードを聞きながら

お茶を飲み お菓子を食べ

時間は刻々と進み

山の中の小屋に帰ったのは

夜の11時頃だ。

 

さあ 寝ようと思っても

その知人の顔が浮かぶ。

 

さあ さあ

寝よう 寝よう。

 

誘われても

行かなければいいだけの事だ。