![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=490x10000:format=jpg/path/s979b638e9451d968/image/ib7e1a3819fac3862/version/1535387700/image.jpg)
JR小浜駅前の商店街の
ウィークデイの昼下がり。
シャッターの下りた店もある
歩いている人もいない。
ひっそりとした通りなのに
骨董屋がやけに多い。
じりじりと照りつける太陽
履いている靴までも重く感じる。
「どこでもいい。ちょっと一服だ」
と、ドアを押して入ったカフェ。
ここが当りだった。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=490x10000:format=jpg/path/s979b638e9451d968/image/i448e2c4557974ec1/version/1535387787/image.jpg)
古い洋館の内部は
天井の高い 広々とした
木の机や椅子が置かれた
懐かしい空間だった。
「おぉ・・・」
見やすく並べられた骨董の器。
染め付け 印判 古九谷
小浜塗の箸 漆の椀 ガラスの鉢・・・
水滴に覆われた大きなグラス。
すだちジュースに氷が浮かぶ。
汗も引き 足の疲れもとれた。
さてさて
海の街から山の村へ
南に向かって
車を走らせ帰ろう。