霞んだ空

琵琶湖東岸
琵琶湖東岸

遠くの山が見えないのは黄砂のせい。

昔の人が歌に詠んだ春霞は黄砂なの?

 

遠く離れた砂漠からの長い旅。

 

蝶々も海を渡って旅をする。

渡り鳥も南から北、北から南へと

一途に目的地を目指す。

 

ダイナミックな旅をする

小さな物達。

それらのどれもが

風を捉えての旅だ。

 

私達の住む小さな星は

宇宙に浮かぶ水の惑星でもあり

風の惑星でもあると

霞んだ空を見上げて思う。