人気者の柿の木

 

酒屋さんの側の渋柿の木は

こう見えて

中々の人気ものなのだ。

 

赤い実をたわわに実らせているのが

いかにも秋の風情を醸し出しているのか。

写真を撮る人の心を掴む。

 

景色が雪で白く変わる頃

この赤い実は枝に二つ三つ。

それが又いい被写体になる。

 

沢山の干し柿

軒先に吊るされる事も無くなった。

この柿の木は

自分の人生の展開に驚いているみたい。

 

さてさて

今日もいいカメラを持ったグループが

この柿の周りでシャッターを切る。

 

「それでは私も」と車から降り

ズボンのポケットから

カメラを取り出し

その中にまじって2回

シャッターボタンを押した。