フードコンピューター (The Food Computer)

 

2011年

東日本大震災の跡地に立った

マサチューセッツ工科大学(MIT)のハーパーは

津波による農地の塩害と放射能汚染を

目の当たりに見た。

 

そして

ハーパーと彼の同僚は

自然環境に左右されない

コンピューターが環境をコントロールする

農業を開発した。

それがフードコンピューター(The Food Computer)

 

水耕栽培の一種で

根は空気にさらし、霧を吹きかけられ

成長を促進する。

 

栽培の全てを

コンピューターが指令を出す。

経験のない人でもプロの農民になれる。

 

差し迫った食料危機。

独創的な解決法に拍車がかかればと

ハーパーは望みをつなぐ。

 

と、言う記事を読んだ。

 

自然災害で電気が止まれば・・・

そんな疑問も頭をよぎるが

それよりも

青い光を浴びた野菜工場の中で育つ

菜っ葉や大根を思う。

 

蒸し暑い一日だった。

今日の夕焼けの雲は茜色だ。