今日は「アトリエ便り」もお休みにして
もう寝よう。
眠い、眠い・・・
そんな時
NHKラジオから流れてきた
歌詞の中にある
「季節が都会では分からないだろうと
届いたおふくろの小さな包み」
この「おふくろの小さな包み」には
一体何が入っていたのか?
ゲストの二人は「気になって仕方がない」。
そして
蕗のとうとたらの芽だと言う。
ぼんやりとした頭で
「それは違うんじゃないか」と私。
1970年代
東北の田舎から
都会に出てきた息子に送るのは
生の食材ではない。
薄暗い台所で
息子を思って作る
蕗のとう味噌、ツクシの佃煮、
ショウガたっぷりの鰯の醤油色の煮付け。
宅急便がまだ普及していない時代。
腐りにくい物を選んで作り
送ったに違いない。
冬の残りの干し柿、よもぎ餅も入れただろう。
コンビニもない時代に受け取る
母からの小さな包み。
ほっぺの赤みも消えかけて
都会の風に慣れてきても
田舎の香りは嬉しい。
都会と田舎がまだまだ遠かった時代の歌だ。
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この1曲で記憶に残る歌手になった千昌夫。
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