samuraiの俳句

午後5時過ぎ

 

たった17文字の文学。

俳句を読むには

思い切りイメージを

膨らませなくてはならない。

 

たまに

短歌や俳句に出会うと

その前衛さに驚かされる。

 

例えばこれ。

アメリカのカレンダーに載っていたsamuraiの句。

 

"Barn's burnt downーnow I can see the moon"

          Mizuta Masahide, Japanese poet & samurai

                      1657ー1723

 

「納屋が燃えてしまったので、月がよく見えるよ」

 とそのままに読んでもいい。

「鬱陶しい事がなくなったので、あ〜心がすっきりした」

 と言う心境も隠されている様な気もする。

あるいは

ずっと考えていた事に

回答が見つかったのかも知れない。

 

水田正秀と言う江戸時代に生きた侍は

月を見て筆でさらさらっと「一句」したのだろう。

 

暗い空に浮かぶ月を見る時

必ずこの"Barn's burnt down・・・"が

私の心に浮かぶ。

 

 


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