こうして始まった、我が家の2015年

日本の沢山の家庭では、12月の暮れともなると、お節の準備やら大掃除やら家族集合準備やらで「もうくたくたに疲れた」と言う声を私の回りからも聞こえて来る。

 

我が家はそんな行事とは余り関係なく、いつも通りに時間は過ぎて行く。

そんな我が家も、暮れはお墓参りに行くし、私(洋子)の両親の仏前のお供えは準備する。

 

そんな毎年の行事だが今年は少し調子が狂い、31日になり仏前のお供え用の餅がない、お酒がない、花はない、煮しめの野菜がないというのに気が付いた。

夫は「ツンちゃんがくれた新しいウイスキーを供えとけば」と呑気なものだ。

 

野菜の箱を見るとタケノコやレンコンはないが、ずっと前に買った野菜がある。小芋、人参、牛蒡。干し椎茸もこんにゃくも。まるで、煮しめを作るために買っておいたかの様に。

 

こうなると、何故か簡単なお節を作りたくなってきた。

 

*冷凍庫に常備の「鮭」を一切れ。釉庵焼風に味付け片栗粉をまぶしオイルで焼く。

*冷凍庫に常備の「しゃぶしゃぶ用豚」を8枚。煮しめで残った牛蒡を湯がき、豚で巻く。チリペッパー入り甘辛味。フライパンで焼く。

*沢山頂いた「大根」。それに人参を加えたなます。

*彩りが醤油色なので、これも頂き物の「カボチャ」で少し緑を加える。ごま油で炒めた後炊く。

*頂き物の「紫芋、サツマイモ」と姉が送ってくれた「栗の渋皮煮」できんとん。

*一ヶ月程前に買っていた、フジッコの「黒豆」。

*重箱に隙間が出来た。そこで「煮抜き卵」を半分に切り、黄身とマヨネーズをあえて、白身のカップにそれを絞り込む。上にタイムの葉。

「仏さん用の「丸餅」がないなあ〜、今年は四角を供えるか」と思っていたら、軽トラから袋を持っておなじみSさんが降りてきた。

「少しやけど食べて」と言って。

 

「仏さん用のお酒がないなあ〜、隣の集落の酒屋さん兼煙草屋さんでワンカップ大関でも買ってこよう」・・・と思ってたら、軽トラから又おなじみKさんがニコニコして現れた。

「これで来年福を呼んで下さい」と名酒「萩の露」の新酒。

 

「仏さん用の花がないなあ〜」と近くを見て回る。

松、竹、梅はすぐに見つかった。

 

こうして、一応新年の体裁は整い、我が家の2015年は始まった。

 

皆様、こんな私達ですが今年もよろしくお付き合い願います。

そして、健康で平和な日々でありますように。


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