一年ぶりの小入谷峠(おにゅうとうげ)

若狭湾を望む
若狭湾を望む

明日からは一週間雨が続くと天気予報が言っている。今が盛りの紅葉を見るのは今日しかないと、昨日朽木と福井の境、小入谷峠に行って来た。

 

ヘアピンカーブや未舗装の道路がまだある所をゆっくり車で上る。雲が切れると陽が射し、山を埋め尽くした赤、黄、茶、紅、錦秋と言われる贅沢な風景が右に左に広がる。その山々も上に行くにつれ下に見えてくる。そして,一番の高見が小入谷峠。

 

時々、霧の様な雨が降り風が強い。

北を見ると幾重にも重なった福井の山並みの向こうに若狭湾が見える。「近いなあ、若狭は・・・」

北山を望む
北山を望む

南を見ると、紅葉に彩られた朽木の山の向こうに、京都北山の峰が広がっている。

厚い雲の下に広がる山々。雲の上の青空が時折顔を見せる。

風も強く,雲の流れも早い。厳しい表情の晩秋のパノラマ。いつまでも眺めていたい。

昔の小入谷峠道
昔の小入谷峠道

今は車で難なく行ける朽木、若狭間も、昔はこの様な道を歩いて通った。ブナの木の葉っぱはもう落ちて時々降ってくる雨に湿っていた。樹々を通して若狭と朽木、遠く京都の山々が見える。ポットに用意して来たコーヒーを、友達、夫と3人でフーフー言いながら啜り,ケーキを食べる。座ってなんかいられない。風も強いし、時折霧雨も降る。

車やバイクでやって来た人達も、写真を撮ると早々に帰って行く。

 

じゃあ,私達も帰ろうかと車で道を下る。何台もの車にすれちがう。

小雨まじりだったけど、紅葉の盛りに間に合ったと思う。


平良のイチジクでジャム
平良のイチジクでジャム