夏の置き土産

紅葉もまだなのに寒い日が続き、そして半袖のシャツを着る程の暑い日が来、それの繰り返しの間に大きな台風が2度来たように思う。

いくら朽木とは言え、夏の昼間は本当に暑い。窓や北側のドアには網戸はあるけれど、暑い,暑い夏の盛りになると南側のドアに網戸がないのが恨めしかった。夫は夏になるとそのドアに網戸を作ると言う。

そして夏が終り、夜、ストーブに薪を燃やす日が続いたある日、せかせかと忙しそうにドアの寸法を測り始めた。

そして出来上がったのは強い南風が吹く寒い日だった。やっと出来た。多少寒くても昼間は網戸にしておきたい。

 

 

川から小屋への階段。
川から小屋への階段。

川がドンドン水かさを増し,うねる様に走る様に流れるのを見るのは恐いものだ。夏の2度の豪雨でいつもの2倍程の川幅になり川原の景色が変わってしまった。

水が引いていつもの川幅になると、草が茂っていた所に砂利や砂が積もり新しい川原を形作っていた。そしてウチの下の崖も少しえぐりとられた。

夫の毎朝の30分の仕事。それで出来上がったのがこの石の階段。今までの石の階段よりもずっと上り下りしやすい。次の豪雨でどうなるか、目下観察中である。

暴風でボロボロになった朝顔の葉っぱ。まだ小さな花を咲かせている。毎朝その小さな花々を見ながらもう少しこのままでと思う。

 

秋風が吹き,周りの樹々が少しずつ色を変えていく日々。ウチのまわりには夏の置き土産が気兼ねしながら座っている。


枝豆とさつま芋のおにぎり
枝豆とさつま芋のおにぎり