土に還る銀杏の枝

通るたびに

「ああ 綺麗な木だ」

と 見ほれていた銀杏の木。

集落のお寺の木だ。

 

三角錐の樹形

季節ごとに色を変える葉っぱ。

 

民家の様な寺の

それはいいアクセントになっていた。

 

その木が丸裸みたいに伐られた。

恥ずかしそうにしている様で

木には失礼だが笑ってしまったよ。

「ごめん」

 

伐られた太い枝 細い枝。

薪用に太いのを持ち帰る。

 

ゴミになってしまった伐られた枝。

自然のものはやがて土に還る。

 

黄色の葉っぱで覆われた土の広い面。

それは

とても華やかで美しい。

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