雨の日

クリスマスローズ
クリスマスローズ

 

雨が降ったり止んだりの一日だった。

乾いた土に シャワーの様に

降る雨が吸い込まれて行く。

 

先日蒔いた花の種が 

沢山沢山飲んでくれる様に。

 

深夜に雨音が大きくなり

ラジオのボリュームを上げる。

明日 図書館に返却の本を 慌てて読んだり

友達から来たメールやメッセージに

返信を書いたりする。

長崎から届いた同人誌の連載物を

待ち兼ねた様にページを繰る。

その合間に居眠りをしたり。

 

そんな夜の間にも

木の葉はどんどん芽を出し

花は花びらを広げ

満開の花は盛りの終わりを惜しんでいるのだ。

 

スズメバチ ムカデも姿を現し

緊張の日々も始まった。