茹で栗

 

もらった茹で栗を

コロコロと器の中に。

 

 

大きいのやら 小さいのやら。

山の中の 栗の木の下

茶色のイガから 顔を見せた栗の実を

軍手をはめた手で 一つずつ拾い・・・

といった情景が浮かぶ。

 

それを アルミの大きな鍋で湯で

上手くいったかな?と

試しに一個食べたに違いない。

 

 

薄いカーテン越しの

柔らかな 朝の光を受けて

艶々と光る栗は 美しい栗色。

 

秋の味覚は 地味な味と 

造形の美しさだ。