朝の光の中

 

カップから立ち昇る

熱いお茶の湯気が

強い朝の光の中で 柔らかく輝く。

 

小屋の中の 

見慣れた朝のテーブルの上。

こぼれたパン屑を払い

これから始まる今日を

後 一杯のお茶を飲みながら思う。

 

窓の外の 屋根から落ちる 

雪の滴りを見ながら

その透明な輝きを

目で追う 冬の朝だ。