凍った雪に閉じ込められた杉の葉

 

昨日 

雪の道を歩いた私の足跡が

そのまま残っていた。

スノーシューズのソールの模様。

 

そして

アスファルトの道は

凍ってツルツルと滑る。

 

夜の間に

どっさりと雪が降るものだと思っていた。

朝 窓から見えた空は 青く輝き

表に出ると キーンとした鋭い空気感。

頬に感じる痛いような冷たさ。

 

こんな日は下を向いて 気をつけて歩かないと。

 

道路脇の凍った雪に

杉の枯葉が閉じ込められ

それから 目が離せない。

 

腰を屈め 凝視し

美しく模様を描いた自然の技を

私は記録したいと

スマホのボタンを押した。