蕪への愛を話そう

トミコさんの畑
トミコさんの畑

 

良く肥えた黒い土からのぞく

蕪の赤い姿が逞しい。

大きく 長い 葉っぱは 浅黄色から濃緑。 

上にすくっと伸びる。

 

蕪は物語性のある姿をし

それゆえに

見る者に何かを話しかける。

 

ストーブの上に置かれた青い鍋。

たっぷりのスープに浮かぶ 白い蕪や人参 玉ねぎ。

しっかりと巻いたキャベツの半分や 豚の塊肉。

グツグツと煮たつスープに浮かぶ

可愛い形のクローブとその香り。

マスタードで食べよう。

 

そして

「蕪」という字の姿が好きだ。

 

冷たい空気を吸って育つ野菜達。

それを食する事の幸せが嬉しい。