丘の上の温泉まで歩いた

図書館の裏
図書館の裏

 

夫はローソンへ

私は図書館へと

村の「ミッドタウン」に出かけた。

 

夫の愛車 スズキのキャリーで30分だ。

 

道の駅の駐車場に車を止め

それぞれが 用事を済ませた。

 

そして私は

青いコートのポケットに

水色の小さな傘を入れ

「ちょっと 温泉まで歩いてくるよ」

と 図書館の川向こう

小高い丘のてっぺんの温泉まで歩き始めた。

 

広葉樹の枯れた葉っぱが

アスファルト道路の脇に美しく

葉のない木の枝の姿が清々しく

時々 降ってくる霧のような雨を気にせずに

緩やかな 上りの坂を歩いた。

 

気温7度。

温泉に到着した時には

汗びっしょりになり

売店に売っている白とアドベリーの紫の

ソフトクリームを食べた。

 

今日は土曜日。

沢山の温泉利用者で混雑していた。

 

汗で寒い。

さあ 帰ろう。

霧雨の中を

水色の傘を広げ

軽快に坂を下った。

 

橋を渡り

桜並木の下を歩き

駐車場まで。

 

ローソンで

駄菓子とシュークリームを買い

山の小屋に帰った。

 

薄暗い山道から

うちの小屋の玄関の明かりが見える。

その明かりが

私はとても好きだ。