オチヨさんの蕗で佃煮

 

 

オチヨさんは 御歳 92才。

確かそうだ・・・

93才かもしれない。

 

今でも

山に入りワラビを採り

午前中に芋の苗を

100本だか200本だか植える。

 

漬物を漬けるのは当たり前

梅干しは15キロ

甘酒も自家製麹で作る。

自分の畑で西瓜を初め

一通りの野菜を作っている。

 

元気の元は

生涯でマムシの心臓を

8回食べたからだとか。

この豪快なエピソードは

今迄何回かここで披露したと思う。

 

そのオチヨさんに貰ったまだ細い蕗。

大事に有り難く料理をするのは当たり前。

 

3束の細い蕗を

ざくざくと4センチ程に切る。

流水でよく洗い

大きな鍋で数時間湯がく。

 

次の日の今日。

柔らかくなった蕗を

砂糖 醤油 酒 水 たっぷりの山椒葉。

水気が無くなる迄煮れば出来上がり。

最後に

ほんの少しの酢を垂らすのも忘れずに。

 

照りも美味しさの内。

甘辛く ご飯のお供に上手に出来た。

炊きたての湯気の立つご飯との相性。

これ以上のものはない。