山道とアスファルト道路

うちから奥へ4っつ目の集落
うちから奥へ4っつ目の集落

 

「イギリスはどんな田舎に行っても

道路が舗装されている」

と、何十年も前に

新聞で読んだ記憶がある。

 

今や日本の山奥の村も

アスファルト道路で繋がる。

 

うちの集落から奥へ4っつ目。

細い道の坂を登り 杉の暗い林を抜け

広い田圃 広葉樹の山を眺めていると

一番奥の集落に着く。

 

 

うちから車で20分。

そこは 空が広い開けた所。

いつ来ても本当に気持ちがいい。

 

人が一人通れるだけの

細い山道が

アスファルト道路に変る。

すると

閉ざされた山奥の村も

一気に外の世界と繋がった。

 

その細いアスファルト道路を

新緑の景色を楽しもうと

京都ナンバーの車

自転車やモーターバイクが走る。

 

杉を積んだ車

工事のダンプ バス

生協 宅急便 郵便局の車

JA 市役所 関電の車。

そして

住民達の軽トラ。

 

何台もの車が

うちの前を走る。

 

私はここに住んで

道路の意味と大切さを

初めて分かった。