邱志杰(チウ・ジージェ) 金沢21世紀美術館(2)

 

チウ・ジージェは

幼少時から書家に書を習い

現代美術に入った。

展覧会のタイトルの「書く事に生きる」

 

まさに筆一本で自己を表現する

 

 

「逆さ書きの書道」(Google画像より)
「逆さ書きの書道」(Google画像より)

 

白の手透きの紙に

筆と墨で書かれた字や絵。

それは作者の内側に在る

深い意味と時間を解き明かすより前に

 

只々 美しい。

 

 

Google画像より
Google画像より

 

チウ・ジージェは

ペンライトでも書く。

風景を紙に代えて

シャッター速度をぐんと落として

 カシャ

 

 

Google画像より
Google画像より

 

角の取れた石に

人間の「業」を意味する文字を篆刻。

それを拓本とした紙が

壁一面に貼られた作品は

一見軽やかである。

読み進むうちに

文字の持つ意味が見るものを圧倒する。

 

 

 

Google画像より
Google画像より

 

壁の筆と墨と紙の作品と

一見ユーモラスなインスタレーション。

この繋がりが分からなかった。

 

地球上では

国境で紛争を起こしている地域が沢山ある。

その国名とその地域の地図を

床に黒で記している展示もある。

例えば「Tsushima   South Korea

Pakistan  Kashmirの様に。

 

人間の内なる世界と

その人間が生きている世界。

その二つの世界を

「書く」という行為で

表現しているチウ・ジージェ。

 

「チウさん 楽しかったです」

 

 

小屋を出発したのが朝の6時50分。

帰宅が夜の11時。

夫と「弟君」と私の

18きっぷの各駅停車の金沢行き。

次の日の今日、やたらと眠い。

 

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「Google画像より」の写真は

美術手帖のサイトからお借りしました。

ありがとうございました。