熱々水餃子

 

今晩のおかずは

鯖の煮付けにしよう。

梅干しと厚く切った土生姜を

甘辛い醤油の中に入れ

コトコト炊いて

鯖に照りがつけばよい。

湯がいた小松菜と

温かい豆腐と共に鯖を盛り

煮汁をかけよう。

 

と、思っていたら

「弟君」がやって来た。

 

晩ご飯を食べて行くかと聞くと

「すいません」

あ〜、食べて行くのか。

 

予定変更で水餃子を作る事にする。

 

強力粉を湯で捏ねる。

よく言われる耳たぶ位の柔らかさに。

 

合挽き肉と小松菜、人参、玉ねぎ

そして 生姜。

全部みじん切り。

醤油と胡麻油をたらす。

 

延ばした皮に「弟君」が具を包む。

沢山の餃子を熱湯の鍋に放り込む。

ユラユラと鍋の中で揺れる白い餃子。

 

白の器に熱々の水餃子。

麺つゆにチリペッパー 

酢と胡麻油の付けだれ。

 

粕汁に大根の酢漬け。

白い器に盛られた白い水餃子。

何と!テーブルの上は白一色だ・・・

 

湯がいた餃子を齧ると

熱い肉汁がほとばしる。