切ない時間

ミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ

 

黄砂の日だった。

車がきな粉を振りかけた様な

面白い顔をしていた。

 

山野草が次々に咲き始め

今は山桜が

辛夷の退場した後

山のあちらこちらに

ほんわかとした色をして咲いている。

 

やっと

緑の葉が芽吹いた。

あっという間に濃い緑に変わる迄の

切ない時間だ。