きらきら きらきら(2)

 

午前8時

 

川筋に沿った道を歩く。

 

私の足音に驚いて

カワセミが飛び立つ。

青い羽の小さな鳥。

 

この10年間で

たった2度の目撃。

  

弾丸の様に

川面すれすれに真っすぐに飛ぶ

カワガラス。

最近は姿を見ない。

夏の鳥なのかも知れない。

 

鷹にやられて

腹に大きな穴が開いた

黒いカラスが谷に死んでいた。

余程怖かったのかも知れない。

それ以来

カラスが姿を消した。

 

川に沿って歩いていると

鳥と出会う

濡れた草が靴にさわる

雲の間から朝の光。

 

そして

川がきらきら きらきら。

 


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