春を待ちながら

日暮れが遅くなり、防災無線の夕方の鐘の音は4時半から5時に変わった。ひな祭りや梅の開花、房総の花畑のニュースは、私に春の到来を知らせる。

 

うちの小屋のまわりはまだ雪が厚く残り、一日中ストーブで薪を燃やしている。でもカレンダーはすでに3月。

秋や冬、北国が好きな私も、春の明るい陽射しは大歓迎。固まった心も体もほぐれていく様だ。

何時もストーブの上で沸いているお湯でコーヒーをいれる。

コーヒーの出し殻を練り込んだケーキを食べ、みかんを食べ、そして牛乳たっぷりのコーヒーを飲み「さあ,もうひと踏ん張りだ」と立ち上がる。

寒い時期はこうやって気持ちを奮い立たせないと、中々事がはかどらない。怠け者の私である。