草食の季節

引っ越して来た最初の春は、小屋のまわりの山菜が珍しく、ヨモギからタラの芽まで天ぷらにしたり湯がいたりして食べた。

その年で私の中では山菜のブームは終わった。

 

隣の集落 に90近い、しかし、腰も曲がらず、まさに現役の女性がおられる。その方から頂いた乾燥ワラビが非常に滋味深い味がしておいしかった。私も乾燥ワラビを作 りたいと思う。でもこの時期は次の冬に向けての薪の準備に汗をかかなければならない。手間のかかる乾燥ワラビに費やす時間がない。それじゃあ、せめて生の ワラビでもと思いそれを毎日食べている。私の山菜ブームの再来である。

 

 

山椒
山椒

1回分のワラビに重曹を振りかけ熱湯を注ぐ。30分もすれば歯ごたえも心地いい食べごろになる。菜園のレタス、湯がいたほうれん草と小松菜、生の新玉ねぎ、人参、戻したカットわかめ、それにワラビ。ちぎった山椒の葉、醤油、砂糖,酢、ごま油、すりごまで作ったドレッシングであえる。大きな鉢に山盛りのサラダ。

飽きずに毎日牛か馬の様に食べている。