14インチのテレビ

14インチのテレビ
14インチのテレビ

地デジだ、ハイビジョンだと言う時代に、我が家のテレビは20年近く前の14インチである。この時代遅れのテレビを夕飯の準備時になるとスイッチを入れ、ニュースをチラチラ見ながら聴きながら、玉子を割ったり菜っ葉を刻んだりしている。

数日前、料理の手を止め思わずテレビ画面を凝視してしまった。「恵まれた環境(家庭だったか?、境遇だったか?)に育ったものですから・・・」と、鳩山首相が答弁している。天ぷらの揚げ具合などを気にしながらBGMの様にニュースを聴いているので、詳しい内容までは恥ずかしながら把握出来ていない。が、しかし、私は思う。税金の申告漏れを野党に指摘され、「金持ちの家に育ったのでお金の事には疎くて」などと、国の首相が言ってはいけない。たとえ、野党をはぐらかす為であっても。そんな事を言って許されるのは我々庶民だけである。国を導く人間に必要な要素は幾つもあるが、その中でもとりわけ必要なのはイマジネーションだと、14インチのテレビの中で眠そうな目をして答弁している首相を見ながら思う。

山間の小さな小屋の中の小さなテレビの前で、呆れたり、怒ったりするのも、私の日課の一つである。

のんびり
のんびり

ストーブで炊いたおかず
ストーブで炊いたおかず