アスファルト道路の上
緑と茶色のどんぐりの実が散らばっている。
それはまるで 選んで並べたかの様だ。
その間に 私は可愛いどんぐりの帽子を置いた。
道路脇に 間隔をおいて立っているどんぐりの木々。
その下を歩くと 霰おかきを踏むような
軽い 弾ける音がした。
朝から 強い北風で
白い雲が 北から南へと流れ去る。
山の人工林の杉や 広葉樹の木々が
風に吹かれて 枝をしならせていた。
フリースを着るような今日
半袖を着て 汗をかくような日。
こんな日々が繰り返されて行くのだと
ニュースの天気予報で言っていた。