台風でなぎ倒された 人工林の杉の一部。
その後から 雑木の若い緑色が顔を出したぞ。
太陽の光が届けば
そこから
ぐんぐんと雑木の広葉樹が伸びて来る。
自然は素直だ。
土から水を 腐葉土から栄養を
光から力をもらい
ただ上を目指す。
私の目の前に広がる ススキの原は
眩いほどに 光り
風が吹けば うねる様に波打つ。
咲き誇った花達は
一斉にいなくなり
紫陽花が薄く色をつけた。
仕事が終われば 知らない間に
どこに行ってしまうのだろう
もういない花達。
私はそんな自然の成り行きを
感心しながら 見て暮らしている。