14年前の梅干し

14年前の梅干し
14年前の梅干し

14年前の梅干しが食べられるかどうか

インターネットで調べて欲しいと

マサコさんが言ってきた。

 

20%の塩で漬けた梅干しなら

何年経っても大丈夫。

 

そう言うと

マサコさんの蘊蓄が始まった。

平安時代の申年 村上天皇が悪疫にかかった時

梅干しで病気が治った。

だから申年の梅干しは大丈夫だと思ったわ」

と 大きな瓶に一杯の梅干しを

私に見せた。

 

14年前の申年に漬けた

紫蘇も梅もチョコレート色に変化した梅干し。

 

断りきれずに貰った

*申年の梅干し

*甘い棗の酢漬け

*梅酒 アロエと棗の焼酎漬け。

 

そして今日

甘酸っぱいチキン胸肉煮なるものを作った。

 

熱した鋳物のフライパンに

剥がしたチキンの皮を油が出るまでよく焼く。

その油でチキンに焦げ目をつけ

「甘い棗の酢」 酒 鷹の爪 

いしり(いかの魚醤)で炊く。

甘酸っぱい香りが漂う。

後少しという所で火を止め

余熱を利用し 中まで火を通す。

 

皿に載った湯がいたブロッコリー

サイコロ状のかぼちゃ。

薄くスライスしたチキンに

煮詰まった煮汁をかける。

 

貰ったはいいが

どうして使おうと困ったが

あれもこれも

こりゃあ いい調味料になりそうだ。