夏から秋にかけて
バタバタ ジタバタの日が続き
気がつけば10月も半ばが過ぎた。
夜明けが遅くなり
窓の外の白い朝もやを見ながら
バターと紅色のすももジャムを塗った
パンをかじる。
10時頃
郵便配達の車が止まり
ポストに友達からの封筒。
中にネパール土産の塩が入っていた。
小豆アイスバーの様な色だ。
珍しいもの 遠い国のもの
その様なものが嬉しい。
通常の仕事が終わり
郵便局に荷物を出しに行く。
「われものシール」を貼るのを忘れた。
そして図書館へ。
村で一つのローソンにも。
シュークリームを買う。
空を眺めれば
淡いオレンジやシルバーの雲が
西から東へ。
ヘッドライトで道を照らし
軽トラのシートに揺られ
ハンドルを操り
一路 山の中の小屋へ。
暗い夜道にポッと
我が家のドアの上の灯が見える。